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小さな冷たい手や 冬の日の髪の匂いも
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![]() あの子が求めているものに俺は出れ近づけるだろうか。 それが出来ない。 大阪の梅田に出かけた。いつものように就職活動だ。駅ビルの近くに綺麗な白い花の木があった。とても綺麗だった。この花はなんだろう。ハナミズキだろうか。 都会の真ん中で綺麗に咲いていた。 俺は自分の二年後も想像できないでいる。いや、正確には、明るい希望に満ちた世界が想像できないでいるのだ。一緒に居たい人がいる。でもそれが二年後も叶うわけではない。二年後も同じ気持ちなのかもわからない。自分自身も信じられず、なんにも信じられず、ただただ毎日に不安を抱えながら過ごしている。 一緒は一瞬。 別れは永遠。 それでも今はあの子を求めている。 ずっとあの子の周りの螺旋階段を回りながら。
仲良くなった女の子がいる。 とてもかわいく、えきせんとりっくな子だ。 本当に仲良くしている。でも、俺なんかじゃ不釣合いだと思う。もっと自分が綺麗な人間だったらと思う。遺伝子を呪う。その子と対等になりたい。本当に不釣合いなんだ。 でもこんな俺と仲良くしてくれる。なんでだろう。仲良くなればなるほどに、嬉しい気持ちともう辞めてくれって思う。嬉しいはずなのに悲しい。なんでだろ。もう全く、上手く行かない。 就職は決まりそうにない。 もうすぐ授業が始まってしまう。 あと三日で卒業する先輩と飲んだ。 先輩は言った。卒業は始まりだと。 終わりは始まり、始まりは終わり。 俺はやっぱりおかしい。ダメなんだ。 面接で投げやりになってしまった。もうダメだ。普通に振舞うことなんて出来ない。 世界はここではない。 ![]() 就職活動で東京まで行ってきた。深夜バスは眠れなかった。体調を崩してしまった。東京は何もかもが新しかった。山の手線も新丸ビルもまるでどれも宇宙ステーションのように最先端であった。いささかそれに疲れも感じてしまったのであるが。 とにかくまた東京に行かなくてはならないかもしれない。 最近は大正文化にハマってしまった。モダンな感じがとても素敵だ。「人間失格」を読み返すかもしれない。大正浪漫なものを数点あげてみる。
素敵すぎる! |
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