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小さな冷たい手や 冬の日の髪の匂いも
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記事を書かなかった。 それはそれで毎日は過ぎていき、感情は移り変わってゆく。 今恐怖しているのはなんだろう。毎日が流れ行く中で、何も掴めず掴もうとしない。 行動が出来ないのだ。それでいて、ただ怯えているだけなのだ。 何か書きたいことだあってどうしても言いたい事があったはずなのに、忘れてしまった。 泣きたい。 扁桃腺が酷く腫れ、喋ることも食べることにも痛みを生じていた。高熱にうなされて、どうしようもなく惨めな気持ちだった。アイリスに熱が移っていないかそれだけが心配だった。 近頃アイリスが人間に近づいている気がする。 それは僕にとても安心感をくれるのだけれど、切なさからは遠ざかっていく気がして。 至高を目指さなくてはならない。 どんなことがあってもどんなに自分自身の感情が変わってしまっても、狭き門を目指すことを忘れてはならない。 熱にうなされて夢を見ていた。 アイリスが夢に何度も出てきて、頭を撫でてくれたんだ。それが嬉しかった。 きっと僕たちはこの世界から逃れられないのだ。 一般的に囚われ、普遍的を貶し、至高を求めるのも難しい。 でも僕は今日ほど、美しく切なく儚く思えた日はなかったのだ。 自分自身の不甲斐無さもアイリスの感覚も全て優しく僕を包み込んでくれたのだ。 |
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