|
小さな冷たい手や 冬の日の髪の匂いも
|
|
|
最近気付いたことは、大人になりたくないとか、そんなことは思わなくなった。僕たちはもう大人なんだ。妥協と我慢をして、それが当たり前になった時僕たちは大人になってしまった。人身事故で電車が止まることに疑問を思わなくなった時、自分の感情を押し殺して笑顔になれるとき、自分を偽って面接に望む時、僕たちは大人の顔をしている。大人になり失ってしまったものは、大人になればいらなくなるものばかりさ。 むしろ、いつまでも反抗期のような感情でいると、この社会では生きてはいけない。 「ライ麦畑でつかまえて」に共感できなくなった時、「山田かまち」に共感できなくなった時、「銀杏BOYZ」に共感できなくなった時、僕は大人になったことを感じる。 いくつもの繋ぎたい感情を断ち切り、繋ぎたい思いを諦め、それでも生きようとしている世代に僕は涙が出そうになるのだ。今日も就職活動の帰りの電車から見える夕焼けに泣いてしまいかけた。 そんな純情な思いは消え、イノセントや無垢とも言えるものを馬鹿にし、先に進む。それしか出来ない。 今を繋いで、十年後の自分よ。 その季節も、その匂いも。 * コメント *
http://browncardigans.blog92.fc2.com/tb.php/45-93ec9cc4 * トラックバック *
|
|