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小さな冷たい手や 冬の日の髪の匂いも
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アイリスと海へ出掛けた。瀬戸内海の須磨の海へ。 こんなに簡単に海に行けるなんて思わなかった。太陽の光を反射し、海は輝いていた。瀬戸内海独特の穏やかな海だった。 荒々しい日本海しか知らない僕にとって瀬戸内海の海はどうも違和感を覚えた。きっとその違和感は海にアイリスと一緒にいるからだ。それも関係している。 電車に揺られた。 電車で眠った。 目なんか覚めなくてもよかった。 このまま溶けてなくなれたら。そう願った。 夏がやってきた。どうしようもできない。 失っていくものが多すぎて、感情の移り変わりについて行けなくて。 包み込んで溶かして欲しかった。 * コメント *
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