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小さな冷たい手や 冬の日の髪の匂いも
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扁桃腺が酷く腫れ、喋ることも食べることにも痛みを生じていた。高熱にうなされて、どうしようもなく惨めな気持ちだった。アイリスに熱が移っていないかそれだけが心配だった。 近頃アイリスが人間に近づいている気がする。 それは僕にとても安心感をくれるのだけれど、切なさからは遠ざかっていく気がして。 至高を目指さなくてはならない。 どんなことがあってもどんなに自分自身の感情が変わってしまっても、狭き門を目指すことを忘れてはならない。 熱にうなされて夢を見ていた。 アイリスが夢に何度も出てきて、頭を撫でてくれたんだ。それが嬉しかった。 * コメント *
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